視力の低下は遺伝的な影響の強いものもありますが、生活習慣が原因となって低下するケースも決して少なくありません。
また目は心の窓というように、心理状態が視力や見え方に影響することもあります。
一般には視力が低下する基本は近業と言って近くばかりを見過ぎる習慣が原因とされていますが、特にストレスを抱えた状態で長時間勉強したり、パソコンで仕事をすると視力は一層低下しやすくなると言われます。
視力低下予防のために以下のようなことに気を付けてみましょう。
1.一日の中でできるだけ遠くを見る時間を持ちましょう。
近くを見ている時間が長ければ長いほど視力は低下しやすくなります。
2.携帯電話・スマートフォンを使用する場合は、充分顔から離して使用し、時々遠くを見たり、視点をそらすようにしましょう。携帯電話・スマートフォンの長時間のメールやゲームなどの使用は視力低下の原因となります。
3.パソコンを使用する場合は出来る限り窓際で使用しましょう。壁に向かっての長時間のパソコン作業は視力を低下させる原因となります。
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4.スポーツに親しみましょう。
子供の頃からスポーツに親しむ人は視力の良い人が多くいます。また運動をする人ほど老眼にもなりにくいと言われます。
5.姿勢に注意しましょう。悪い姿勢は視力を低下させる大きな要因です。また片側・片方だけ視力が低下する場合は、本やパソコンを見る時に真直ぐ見れていない・どちらかの目だけで見てしまっているなどの理由が考えられます。
6.メガネやコンタクトは必要のない時は外すようにしましょう。
例えが適切ではありませんが、普通に歩ける人がいつも杖をついたり、車椅子に乗ったりして自分の足で歩こうとしなければ筋肉が衰えてやがて歩くのが困難になるように、メガネやコンタクトに頼りすぎると、目の本来の力が失われていきます。
7.テレビを見る時は2.5メートル以上離れて見るのが理想です(大きさによります)。
大画面を近くで見るほど目は疲労しやすく、視力も低下しやすくなります。
8.目の体操を習慣にしましょう。
体の健康に体操が必要なように、目の健康にも体操が必要です。
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9.よく笑いましょう。
視力が悪くなる方は真面目な方が多いようです。よく笑うと目の周りの筋肉が緩みます。
10.栄養バランスを考えた食事をとりましょう。またブルーベリーやカシスなど目に良い食品をとることも大切です。
11.ストレスや心理的な悩みや不安を解消しましょう。ストレスを抱えた状態で勉強やパソコンで仕事をすると視力が低下しやすくなります。また目は心の窓というように、悩みや不安は見え方に大きく影響します(幼少期に虐待・暴力などのショックを受ける場面を見ると視覚野が委縮するという研究もあります)。子供さんの視力低下には心身症の可能性もあります。
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※上記の内容は参考までにご活用ください。 ※視力の低下は病気が原因の場合もあります。 ※当方は心理・教育の専門機関です。目に関する診断やアドバイスは専門医や専門の医療機関の受診をお願いします。 ※こちらの情報を職場や学校内で掲載・配布をご希望の方はお気軽にご連絡ください。講座案内などの記載のない文書ファイルをお送りすることも可能です(無料)。お気軽にお問合せください。 |