あなたはどんな寝相で寝ていますか?
アメリカの精神分析医サミエル・ダンケル等によると、寝相にはその人の性格や精神状態があらわれていると言われています。
具体的には・・・
1.丸まって胎児のように寝る
甘えん坊の性格。依存心が強く、自分自身を解放できず閉鎖的になりがちな面がある。
2.ちょっとだけ丸くなって寝る半胎児型
バランスの取れた性格。社会に対しても柔軟な姿勢で対応できるタイプ。
3.うつぶせで寝る
自分の世界にこもりがち。何事もなくすごそうと願うタイプ。
4.仰向けで王様のように寝る
非常にオープンな性格で、精神的に安定している。
5.くるぶしを重ねて横に寝る
仕事やがうまく行っていないなど、悩みを抱えている状態の時多くなる。
6.ひざまずいてスフィンクスのように寝る
不眠症の人やに見られる。
・・・と言われています。
更に抱き枕を抱えて寝るなどの場合は、1.の傾向や寂しさ、不安、甘えたいなどの心理状態が考えられます。
しぐさが人間の心理状態を表すということは皆さんもご存知だと思いますが、しぐさの多くは意識的なものではなく、「無意識」的に行われるものですね。
無意識的に行われるしぐさがその人の本心や心理状態を表すということは・・・
寝ている時は完全に無意識が優勢 ⇒ 寝ている時の姿勢は心理状態を表す
と考えること出来るのではないでしょうか。
また寝ている時の姿勢と性格・精神状態の関連は「オープン」と「クローズ」という点から説明も出来るかと思います。
人間は心が開放されているとき(精神的に安定している時・リラックスしている時)は、起きている時も手のひらが開く、背筋が伸びる、足が開くなどのしぐさが見られます(オープン)。
一方、ストレス状態や緊張・不安が強い時などは、起きている時も、手のひらを握り締める、背筋がまるくなる、腕を組む、膝を抱えるなどの行動が見られます(クローズ)。
不安やストレスが強いほど、クローズの傾向はより強まり、身体を丸くするなどのしぐさがあらわれます。また、そのような時は何かを強く握り締める、抱きつきたいなどの欲求も強くなります。
寝相にその人の心理状態があらわれるのは、起床時・活動時に見られる人間の心理としぐさと連動しているものと思われます。
研究については他の見方・見解もありますが、今まで仰向けで寝ていた人がある日胎児のように丸くなって寝るようになったら、何か悩みやストレスを抱えているのかもしれませんね(ただ単に寒いだけということもあります)。
家族や身近な人の寝相を意識して見ておくことも大切かもしれません。
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※上記の内容は参考までにご活用ください。
日本心理教育コンサルティング