「中高年のひきこもり61万人」
上記は先日みかけたニュースの見出しになります。
お子さんが不登校やひきこもり、ニートになってしまう原因は社会的環境や本人の性格など多くの要因が絡んでいますが、家庭環境やお子さんとの接し方も一つの大きな要因となっている場合があります。
不登校や引きこもり・ニートにならないよう、また改善するために、子育てやお子さんと接する場合には以下のようなことを参考にしてみてください。
※NTT docomo ママテナ様より
子供ニートにしない方法など 取材をいただいております。
1.ニートやひきこもりになるお子さんにある程度共通するのは、自分自身や人、物事の欠点を見る傾向にあることです。このような心の状態は日々の習慣によって形成されます。お父さん、お母さん、先生。。お子さんのダメなところばかり見つけて口うるさく言っていませんか?。一般にご両親の学歴の高いご家庭にニートや引きこもりは出やすいとも言われています。優秀なお父様・お母様からするとお子さんのダメな所が目につくかもしれません。しかし、お子さんはこれから成長していく可能性を多分に持っています。幼い時から、自分自身の長所、人の長所、物事の長所を見ることを癖づけてください。大切なことはお子さんの良いところを見つけしっかり褒めることです。
2.お子さんがニートや引きこもりになってしまう大きな原因は人間関係です。そして人間関係、人とうまくやっていく力の基礎を作るのは家庭です。円満な家庭環境を出来る限り心がけてください。お子さんと接する時も頭ごなしにならないようにしてください。またスポーツや習い事も練習によって上達するように、人間関係を作る力も同じです。勉強ばかり、TVゲームばかりさせていたのでは人間関係を形成する力は育ちません。幼い時から、沢山の人と関わる環境を作ってあげましょう。
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3.お子さんが転んだ時、抱きかかえ起こしてあげることは優しさです。しかし、小さな時から常に親が抱きかかえ起こしてあげることが当たり前になってしまうと、子どもは自分の力で立ちあがることができなくなります。転んだ時、失敗した時、常に起こしてあげるのではなく、手を差し伸べる、見守りながら、自分で立ち上がる知恵を授けてあげてください。
4.日本人の親は子どもが失敗しないよう、先回りしてレールをしく傾向があると言われています。不登校や引きこもり・ニートになってしまうお子様は失敗を克服する力が育っていないことがあります。失敗を克服する力は、失敗をして、それを克服することで育っていくのです。幼い時から失敗させないようにするのではなく、失敗を悪い物と考えるのではなく、成長のための糧ととらえる心の習慣をつけてあげてください。
5.野生動物を人間が保護し、えさを与えつづけると、その動物は野生で生活をすることが出来なくなるといわれています。子どもの頃から何もかも与えてしまう育て方は望ましくありません。一定年齢になったら「自分で出来ることは自分でする」習慣を身に付けるようにしましょう。少なくとも、小学校に入学したら自分で目覚まし時計を使って起きるよう習慣づけましょう。親御さんの役割はお子さんが自立出来るようサポートすることです。また、あまり多くのお小遣いを与えることも望ましくありません。学校や環境が許される場合は、アルバイトをさせて自分で生きていくための基礎体力をつけることも大切です。
6.ニートやひきこもりになる子にある程度共通するのは体力の低下です。体力の低下はそのまま精神力の低下につながることがあります。幼い時から運動に親しみ、身体を鍛えるような環境を提供してあげてください。身体を鍛えることは精神を鍛えることにもつながります。
7.スポーツ選手の身体が大きいように、人間は使う所が発達していきます。一方で使わない部分は衰えていきます。今の多くの学校教育の中で培われるのは、机の上で勉強し、紙の上の問題を解く力です。現実や社会を生きる力は残念ながら机の上だけでは身につきません。幼い時から、勉強だけでなく生きるために必要な力・ヒューマンスキルを身につける子育てや、社会で生きていくためのキャリア教育を実践してください。
心を育てる心理学講座
ひきこもり・ニートの改善に 心をケアする基礎技術 傾聴セラピスト養成講座
https://hm-sk.com/active-listening.html
ニート・フリーターを予防する 心理学を活用した就職対策・キャリア支援講座
※ご両親やご家族の方のカウンセリング行っております。お気軽にお問合せください。
※不登校・引きこもり・ニートのお子様との接し方についてのセミナーを開催しております。詳しくは下記をご覧ください。
日本心理教育コンサルティング
子育て・教育にも役立つ内容を執筆しています
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お子様が学校に行きたがらない、不登校になってしまった、部屋にこもってばかりいる、引きこもりになってしまった、働かない、ニートになってしまった・・・このような悩みを持つ方、最近とても増えています。 「学校に行きなさい!」「部屋から出なさい」「働きなさい!」 と怒ってみても、、恐らく何も変わらなかったのではないでしょうか。 お子様が不登校、引きこもり、ニートになってしまうのは理由があるのです。 私たち心理カウンセラーは 「他人と過去は変えられない」 「変えられるのは自分と未来である」 という考え方をしますが、 もしお子様がこのような状態になってしまったとしたら、、お子様を変えようとするのではなく、お父様・お母様自身のお子様との接し方を見直してみるのはいかがでしょう。 セミナーでは多くの教育現場での豊富な相談経験のある専門の心理カウンセラーが、お子様が健全に成長するための重要なポイントを、心理テストを活用しながら事例交えてわかりやすくレクチャーいたします。 主な実績はこちら(オフィシャルサイトに移動します) |
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@お父さん・お母さんのお子様との接し方を診断してみましょう ・父親・母親テスト エゴグラムによる性格分析 ・お父さんお母さんの良い所・お子様にとって負担になる所 ・子育ての4つのパターン分析 ・心の病気が不登校・引きこもりの原因になることも ・厳し過ぎる子育てが原因となるケース ・過保護過ぎる子育てが原因となるケース ・お子様のいいなりになってしまうことが原因となるケース Aお父さん・お母さんお子様を理解出来ていますか? ・お子様の性格を予想・分析してみましょう ・お父さん・お母さんはお子様からどう見られているか知っていますか?! ・顔・しぐさ、言葉づかいでわかる性格 ・お子様のストレスや心理状態を理解する方法 ・ストレスで不調を起こしやすいタイプ B親子間の相性、関係性、かかわり方の注意点を分析してみましょう ・親子の相性・関係性分析 ・タイプ別かかわり方のポイント・コミュニケーション時の注意点 ・喧嘩やぶつかることが多いタイプ ・親のいいなりになって潰れるタイプ ・会話が成立しない・・・ ・ここに気をつければ親子の関係はうまくいく C家庭の雰囲気を診断してみましょう ・家庭の雰囲気を分析 ・明るく健康な家庭の雰囲気が健康な心を作る ・不登校やメンタル不調になりやすい家庭 ・こうすれば家庭の雰囲気は良くなる ・お父さんお母さん口癖は何ですか? ・親子の絆を深めるストローク ・言葉が一つでお子様は変わる 他 ※進行の具合などで順序や内容が変動、省略される場合がございます。予めご了承ください。 ※ご希望により内容を追加変更調整可能です。お気軽にご相談ください。 ※講座はご参加の皆様同士コミュニケーションをとったり、心理テストやワーク・実験を行いながら進行いたします。 ※重要ポイントや理論・データ等はスライドを活用しわかりやすく説明いたします。 |
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