人間の心の状態は脳内の神経が深く関係しています。中でも、ストレスなどの刺激に反応して不安や恐怖を引き起こすのがノルアドレナリン神経。反対に刺激に興奮して喜びを感じる反応を起こすのがドーパミン神経です。そしてこの二つの神経の働きを適度に抑える働きをするのがセロトニン神経と言われています。
セロトニンとは、脳内で分泌される神経伝達物質のひとつで、トリプトファンという名の必須アミノ酸の代謝過程で生成されます。他の神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽)やノルアドレナリン(恐れ、驚き)などの情報をコントロールし、精神を安定させる作用があるため、この物質濃度が低下すると、不安やうつなどの精神症状を引き起こすといわれています。また沢山食べても満腹感が得られにくくなり、肥満の原因にもなると言われて
います。
◆ドーパミン ・・・ 快の情動 ポジティブな気持ち
◆ノルアドレナリン ・・・ 不安 恐怖 ネガティブな感情
◆セロトニン ・・・ 穏やかな気持ち 平常心
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